高校受験を控えた湯沢市の中学3年生に、今年も縁起物の「落ちないリンゴ」が贈られました。

生徒たちは、地元の応援を力に、志望校合格への意気込みを新たにしました。

JAこまち果樹部会　遠藤幸作 部会長
「突風に耐え抜いて落ちなかったリンゴのように、これからの難関を乗り越え、自分の将来の目標に向かって、これからの人生一歩ずつ歩んでほしいなと私たちは願っております」

湯沢市に本店を置くJAこまちの果樹部会駒形支部は、合格祈願のシールを貼って育てたリンゴを、毎年、地元の中学生に贈っています。

駒形地区のリンゴは、果樹に大きな被害をもたらした1991年の台風19号でも被害が少なかったことから、「落ちないリンゴ」と呼ばれています。

9日は、合格祈願祭が開かれ、高校受験を控えた地元の中学3年生12人が、縁起物のリンゴを受け取りました。

生徒
「一人で戦う受験ですけど、こういうものをもらうと一人じゃないって感じるのでうれしいです」
「毎日拝みながら勉強していきたいです」

「いろんな人から応援されて、モチベーションにもつながるし、合格したいなっていう気持ちが強まりました」

地元の応援を力に、志望校合格への意気込みを新たにした生徒たち。

県内の公立高校の一般選抜と特色選抜の試験は、3月5日に行われます。

「合格するぞー！おー！」