金色の蜜が大輪の花火のように…メイドイン秋田の希少なリンゴ「金蜜花火」数量限定で販売!
年末の風物詩として先日発表された、今年1年を表す漢字「金」。
その「金」の一文字が入った、甘いフルーツの話題です。
秋田を代表する高級フルーツにしようと、県内の生産者が普及を目指しているリンゴ。
金色の蜜が、夜空を彩る大輪の花火のように詰まっていることから、「金蜜花火」と命名されています。
収穫量はまだ少ないものの、今年も数量限定で販売されることになりました。
果肉の中に輝く、大輪の蜜。
収穫量はまだ多くないため、一般に流通する量もごくわずかです。
メイドイン秋田の希少なリンゴ、「秋田19号」は、5年前に品種登録されたばかりです。
販売を手掛ける会社は、秋田19号のうち、色や形、蜜の入り方が特に優れたものを「金蜜花火」と名付けて、販路拡大を目指しています。
山瀬青果 橋本一昭さん
「主に関東圏からの注文が全体の8割ぐらいを占めるという状況になっておりますので、私たちも広く秋田県の皆さんにPRしてるつもりなんですけど、これからそこら辺が、秋田県の皆さんにどうやって知っていただくのかというのが課題かなと」
秋田19号の去年の収穫量は1トンでしたが、今年は1.7トンで、金蜜花火は、このうちの3割ほどです。
21日から、一部のスーパーやインターネットのサイトで販売が始まるのを前に、19日、生産や販売に関わる関係者が県庁を訪れ、佐竹知事に、PRへの協力を求めました。
去年、金蜜花火は、販売開始から3日ほどで完売したといい、関係者は、生産者が増えることにも期待を寄せています。
秋田19号普及推進会 磯部陽悦 会長
「県南だけでも新しい(生産者)グループができたり、うちらの会の方でも、若手が5人くらい増えてます。5年くらい前に苗木を植えた方々が(実が)なり出すから、これからもうちょっと伸びがよくなるのではと思ってます」
金蜜花火は、県内の一部スーパーや、秋田市外旭川の卸売市場で21日に行われる一般開放の会場で手にすることができるほか、販売を手掛ける「山瀬青果」のインターネットサイトでも売り出されます。