大館能代空港の東京便 1日3往復の運航を2029年3月末まで継続 県「1日3往復化を定着させたい」
大館能代空港の東京便が、4年後の2029年3月末まで、1日3往復で運航されることが決まりました。
県は、利用者を増やす取り組みを引き続き進め、1日3往復化を定着させたい考えです。
国土交通省は、地方空港の航空路線を活性化しようと、有識者による審査を踏まえ、国内6つの地方空港と東京の羽田空港を結ぶ路線の発着枠を増やしています。
大館能代空港は、1日2往復だった東京便が、2022年7月から、1日3往復で運航されています。
3往復への増便期間は、今月29日までの予定でしたが、国交省は、「一定の効果が認められる」として、期間を4年間延長し、2029年3月末まで継続することを決めました。
3往復で運航する期間が延長されるのは、これが2回目です。
県によりますと、大館能代空港の利用者数は、1日3往復となって以降、月平均1万5000人あまりで、利用者は増加傾向にあります。
また、去年1年間の利用者は19万1498人で、前の年より1万5000人以上多く、過去最高を更新しました。
県は、利用者を増やす取り組みを、引き続き、空港周辺の市町村などと進め、1日3往復化を定着させたい考えです。