「新たな母校」となる完成前の新校舎を一足早く見学 秋田市日新小6年生
小学生に建設業に興味を持ってもらおうと秋田市で建設現場の見学会が開かれました。見学したのは来年度から使用する新たな校舎で、子どもたちは、“職人”の仕事ぶりを通して暮らしを支える建設業について学びを深めました。
秋田市新屋栗田町にある日新小学校は、老朽化に伴い敷地内に新たな校舎を建設中です。
完成予定は来年2月末。小学校の校舎としては県内で初めての木造3階建てです。
その建設の過程を間近に見てもらうことで建設業に興味を持ってもらおうと秋田建設工業新聞社が6年生を対象に見学会を開催しました。
「丸い柱あったと思うんですけどこっから入ってきて昇降口で、今、階段上ってここが3階の東教室棟になります」
初めて入った建設中の新校舎。昔ながらの建物も残る新屋地区の景観にあわせて、あたたかみのある木造建築が採用されました。
高齢化や需要の拡大などで、担い手不足が著しいという建設業界に関心を持ってもらうために。
児童たちは実際に外壁に使われている木材にペンキを塗ったり釘を打ったりして職人の仕事を体験しました。
「難しい技とかもこなしていくところがすごいと思いました」
「私たちが過ごせない校舎なので(後輩には)楽しい思い出をたくさんつくってほしいです」
記者Q「建設業とかやってみたいとかしたくなった」
「ちょっとしたくなりました」
子どもたちは「新たな母校」をつくる職人の仕事ぶりを通して暮らしを支える建設業について学びを深めました。