閉校する小学校に思い出を…6年生がペンキアートに挑戦 子どもたちが込めた思いとは
来年の3月で閉校する小学校に思い出を残そうと、潟上市の6年生がペンキアートに挑戦しました。
学校の壁を鮮やかに塗って、自分たちが6年間過ごした証しを残しました。
今年度で73年の歴史に幕を下ろす、潟上市の東湖小学校。
全校児童は57人。
学校のシンボルは「キバナコスモス」です。
閉校する小学校に、自分たちの思い出を残そうと、6年生がペンキアートに取り組みました。
鮮やかなキバナコスモスをイメージした色で、壁を、約30メートルにわたって塗り上げていきます。
今回の取り組みには、アイドルグループのステージセットなどを手掛ける南志保さんと、母親が井川町出身のグラフィックアーティスト・牧かほりさん、東京の第一線で活躍する2人が協力しています。
学校から依頼を受け、閉校行事を手伝う2人は、先月にも全校児童が描いたキバナコスモスの飾りつけを行っています。
2人の監修のもと、今度は、6年生が大がかりなアートにも挑戦しました。
県内の小学校は、今年度、東湖小を含めて6校が閉校します。
児童の感想
「改めて見ると、すごくいろんな色があって、とても面白いです」
「最後の学校、もう来年からないっていうのもあって、その思いを込めてこうやって絵をやったりやって塗ったりしてます」
「悲しいですけど、また第一歩踏み出せるかなと思います」
卒業しても、統合しても、学校の前を通るたびに思い出せるように。
3時間かけて完成させました。
ブルーは近くの日本海、赤は夕日を表しています。
この小学校で過ごせるのもあと半年足らず。
またひとつ、思い出を増やしました。