147年の歴史に幕…男鹿市の払戸小学校 特別授業で最後の思い出作り
今年度で閉校が決まっている男鹿市の払戸小学校では、地区の住民を講師に招いた特別授業が行われました。
子どもたちは、初めての作業に悪戦苦闘しました。
1877年、明治10年開校の、男鹿市の払戸小学校です。
今年度いっぱいで、147年の歴史に幕を下ろすことが決まっています。
関向良子アナウンサー
「今年度、払戸小では、地域の方や卒業生を講師に迎えた授業を行っているんです。この時間は、アートを体験中です」
閉校を前に、地域の良さを児童たちに再認識してもらおうと行われている、この取り組み。
19日の講師は、この地区に暮らす加藤吉雄さんです。
趣味が高じて、弁当の仕切り材・バランを細かく切り出す「笹切りアーティスト」として活動しています。
児童たちは、細かい作業に悪戦苦闘です。
女子児童
「家ではハサミしか使わないので、こんな体験をしたことはなかったです」
男子児童
「結構楽しいです」
加藤さんの手ほどきを受けながら、約1時間半かけて、初めての「笹切りアート」を完成させました。
女子児童
「アサガオ。丸いところも難しかったし、細いツタも難しかったです」
児童たちは、今年度様々な特別授業を通して、払戸小学校最後の思い出を作ります。