秋田市の小学校で特別授業 障害のある人の気持ちや適切な声掛けを学ぶ
秋田市の小学校で、障害について理解を深めてもらおうと特別授業が行われました。児童たちは、車いすに乗ってみることで障害のある人の気持ちや適切な声掛けについて学びました。
秋田市の寺内小学校の4年生約50人が参加した特別授業は、障害への理解を深めることを目的として秋田県身体障害者福祉協会が毎年実施しているものです。
講師を務めたのは、秋田県車いす連合会の3人です。
中川隆さんは自身の体験から感じた「声掛け」について話しました。
県車いす連合会 中川隆さん
「直接自分でやれないけどもお手伝いの部分をやってくれるだけでもすごく助かる。ということがありますので、障害があるからいやーどうしましょとかじゃなくて、直接自分がお手伝いしたいという気持ちがあるんであれば、そういうところを積極的にお話ししていただけるとありがたいなと思います」
特別授業で子どもたちは実際に車いすに乗ったり押したりする体験もしました。
苦戦する女の子
「押してみたとたん初めて体験したので、けっこうなんか毎日続けてると疲れるんだなっていうのが伝わりました」
児童①
「段差降りるときとかなんか、いつおろされるかわからないから、ちょっと不安な気持ちもあったけど、声かけてもらったら意外とすんなりできてよかったです」
児童②
「段差があるときは落ちないようにちゃんと支えたりしないといけない。ちゃんと支えました」
秋田県車いす連合会 平沢勝美会長
「4年生からいろんたことを勉強するってことは非常に大事なことです。優しい気持ちでいろんた人と接してもらいたいと障害者にかかわらず普通の一般の人でもですね、そういう気持ちで頑張ってもらえれば必ずいい人生が送れると思います」
秋田県身体障害者福祉協会は、今後も小中学生を対象に、点字の学習などさまざな障害についての特別授業を実施していくことにしています。