プロの演奏家が生演奏を披露 入院患者らが格式高い雅楽の調べにふれる 国立病院機構・あきた病院
日本の伝統音楽=雅楽を国の内外で披露する演奏家が由利本荘市にある病院を訪れ、演奏会を開きました。医療機関や高齢者施設など、外に出ることが難しい人もいる施設を訪れて生演奏を披露し、音楽の楽しさを知ってもらおうと活動する団体が開いたもので、入院中の人たちが、格式高い雅楽の調べを楽しみました。
皇居での儀式や宴、様々な行事でも演奏される、日本伝統の音楽=雅楽。
その雅楽の旋律の中でも中心的な役割を担う、3つの管楽器による演奏が、病院内の一角で披露されました。
演奏会が開かれたのは、由利本荘市岩城にある、国立病院機構・あきた病院です。
医療機関や高齢者施設など、外に出ることが難しい人もいる施設で、音楽家による生の演奏を楽しんでもらおうと活動する団体、ミュージック・シェアリングが開いた催しです。
管楽器の優雅な音色をじっくりと味わってもらおうと、演奏家が、集まった人たちに歩み寄りながら演奏を披露する一幕もありました。
この病院では、長期間入院している人も多く、音楽を生演奏で聴くのは、貴重な機会です。
「いがった~!うん!」「ビンビーン!って(ところ)全部。うん!」
集まった人たちは、1000年以上の歴史を持つ、格式高い雅楽の調べを思い思いに楽しんでいました。