「リサイクルタウン」構築を目指して…ごみの少ない社会づくりに貢献 潟上市の大晃商事と埼玉の企業がパートナーシップ契約
潟上市にある大晃商事が、埼玉に本社を置く“国内トップ”の自動車リサイクル企業とパートナーシップ契約を結びました。
車を含む不用品のリユースを進め、「リサイクルタウン」の構築を目指します。
パートナーシップ契約を結んだのは、潟上市にある大晃商事の土門志吉社長と、さいたま市に本社を置く株式会社タウの熊野真吾専務です。
自動車のリサイクル・リユースを手がける両社が、循環型社会「リサイクルタウン」を目指して協力する契約を結びました。
大晃商事は、事故や災害で傷ついたり運転できなくなったりした「損害車」を、年間約1万台扱っています。
数万点の部品からなる自動車を細かく分解、検査したあと、パーツや部品ごとに全国に販売しています。
国内向けの販売では、東北一の実績を誇るといいます。
一方、さいたま市に本店があるタウは「損害車」の買い取り国内トップの企業で、従業員数は600人、全国展開しています。
その両者が目指すのは、東北初となる「リサイクルタウン」の構築です。
車だけではなく、家具やパソコンなども含めた幅広い不用品をリサイクルして、ごみの少ない社会づくりに貢献します。
また、専門の自動車分野では、災害時の損害車の迅速な引き取りや、それに伴う、レンタカーの無償レンタルの実施なども計画しています。
大晃商事 土門志吉 社長
「昨今かなり地球環境も厳しい中で、やはりリサイクルすることによって、少しでも地球環境保全に貢献できればという思いがありまして、この度、こういった締結をさせていただきました」
タウ 熊野真吾 専務
「これから資源というのがどんどん枯渇をしていって、資源を誰がどう、いまアメリカとロシアでもそういう問題があると思いますけれども、資源を大事に活用する、リサイクルする、リユースするっていうのは、これからの社会にとって欠かせない課題だと思いますので」
両者は、住民とも協力しながら、社会全体でリサイクルを推し進め、二酸化炭素の排出削減にもつなげていきたい考えです。