「果てしない戦い」学校は臨時休校、交通機関にも影響…県北部を中心に大雪 観測史上最大の積雪も 秋田県
県内は北部を中心に大雪になっていて、北秋田市鷹巣の積雪は、観測史上最大に、能代市は、2月の観測史上最も多い雪が降りました。
多くの学校が臨時休校となり、交通機関にも大きな影響が出ています。
県北支局 土屋弘樹 記者
「大館市中心部、秋田放送県北支局が入る建物の駐車場です。停めてある車が雪に覆われていて、まるで雪だるまのようになっています。その奥、駐車場のスペースですが、ものすごい量の雪が積もっています。40センチ程度はあるでしょうか、私の膝くらいまですっぽりと埋まってしまう深さです。建物には簡単に近づけない状況です」
冬型の気圧配置や気圧の谷、それに強い寒気の影響で、県内は北部を中心に大雪になっています。
大館市では、21日これまでに、県の観測で、午前7時に最大の119センチの積雪を記録しています。
進藤拓実 記者
「午前9時ごろのJR鷹ノ巣駅前です。目の前の通りでは、除雪をする人の姿が見られます」
北秋田市鷹巣は、午前6時までの24時間降雪量が52センチ、積雪は141センチで、観測史上最大となりました。
能代市では、午前3時までの3時間で、2月としては最も多い26センチの雪が降りました。
「果てしない果てしない戦いが」
「きょうお店休みました。もう、大変なので」
この大雪の影響で、歩道の除雪が間に合わなかったり、給食を配送できなかったりして、北秋田市と能代市では、小中学校、高校などの大半が臨時休校したほか、大館市でも休みになった高校があります。
また、秋北バスは、県北部中心の多くの路線バスを、午前中は運休にしました。
このほか、JRの在来線で、運休・区間運休が相次いでいて、秋田空港の空の便にも欠航が出ています。
22日昼までに予想される24時間降雪量は、多い所で、山沿いで60センチ、平野部で50センチとなっていて、引き続き、大雪に警戒が必要です。