統計開始以降3時間降雪量が2月で最多に 秋田県内ドカ雪にみまわれ交通機関にも影響 20日にかけても大雪に注意を
日本の上空に強烈な寒気が居座り続けています。秋田市などで19日午前、積雪が急増し交通機関にも影響が出ました。
20日にかけても大雪になるおそれがあり、注意が必要です。
19日午前、雪の降り方が強まった秋田市。午前8時には5センチだった積雪が、正午には平年の1.6倍の24センチに。
この3時間に降った雪の量は1998年の統計開始以降、2月で最も多くなりました。
強い冬型の気圧配置で日本の上空には強烈な寒気が流れ込んでいます。各地で冷え込みも厳しくなり、最低気温は大仙市大曲で氷点下12.7度、鹿角市で氷点下11.4度、仙北市田沢湖で氷点下11.1度を観測。
秋田市も氷点下4.8度で、すべての地点で0度を下回りました。4地点で今シーズン最も低い気温となっています。
土屋記者リポート
「この時間も雪が降り続いている、北秋田市中心部です。道路の端には、1メートルほどはあるでしょうか雪の壁ができています。歩道にも雪が積もっていて、歩きにくくなっています」
北秋田市でも断続的に雪が降りました。鷹巣では午後1時までの24時間で県内で最も多い30センチを観測したほか、県の北部や沿岸でも20センチを超える雪が降りました。
店舗の従業員
「朝もまたすごい雪が積もってて、かいたと思ったらまた雪が降ってきて、ずっと雪も降り続いているので、もうみんな1日雪かきずっとしっぱなしですね。はあ」
住民「また降ってくるので、これがいつまでどれくらい積もるかね心配ですね。うちでも屋根壊れたりしたんですよおととし、そういうのがなければいいなと思ってます」
大雪で、交通機関にも影響が出ました。JR奥羽線は大館駅から青森の津軽新城駅の間で終日運転を見合わせたほか特急列車にも運休が発生。北上線も午後1時40分以降、横手駅から岩手の北上駅との間で運転を見合わせました。
20日も奥羽線の一部区間や羽越線、五能線に運休や遅れが出る可能性があります。
空の便も秋田空港を発着する便に欠航や目的地の変更、それに遅れが相次ぎました。
寒気の影響はこの先も続く予想で、20日にかけても雪が強弱をつけて降り続きそうです。交通への影響などに引き続き注意してください。