×

中学校で防災に関する講話 家庭での災害への備えの大切さを学ぶ 秋田県・横手市

2025年2月13日 17:56
中学校で防災に関する講話 家庭での災害への備えの大切さを学ぶ 秋田県・横手市

横手市の中学校で13日、市の防災対策を担う職員を招いた講話会が開かれました。

生徒たちが備えの大切さや、災害が起こった際の対処方法などを学びました。

横手市危機対策課武田優子さん
「消防隊の人や自衛隊の人、おっタンスが倒れそうだ『パッシ』って家の中まで助けには来てくれないので、やっぱり事前の備えで生死は決まってしまうんだよっていうことを本当に意識してほしいなと」

横手市の平鹿中学校では、2年生が「住まいと暮らし」をテーマにした家庭科の授業で「災害への対策」について学んでいます。

講師として招かれた横手市危機対策課の武田優子さんが、生徒に家庭での災害への備えの大切さを伝えました。

横手市危機対策課武田優子さん
「ガラスが地震の揺れでサッシがゆがんで、物がぶつかってはいないんだけど割れちゃうっていうことが起こるんで、そういうときのために靴下とかスリッパとかを準備しておくと安全。足の裏にガラスが刺さったら歩けないでしょ、逃げられないでしょ。きょうをスタートに普段の生活の中で災害について考えて準備を進めていってほしいなと」

武田さんは、避難場所などを事前に家族の間で共有することや、災害時に支援が必要な人を地域全体で見守っていくための近所付き合いも重要だと伝えました。

横手市危機対策課武田優子さん
「防災マップで自分のおうちのあたりは大丈夫な所なのかな、どうなのかな、いつ来てもいいぞって思えるくらいに、テスト勉強と一緒で、準備しておいてもらえれば心強いんではないかなと。普段からお隣の人には『おはようございます』、『こんばんは』ってあいさつをして顔を覚えておくとか、地域の活動に参加をして顔見知りになっておくっていうことがとっても大切です」

将来の地域のけん引役になることを期待されている生徒たち。災害への心構えを新たにしていました。

参加した生徒は
「いつ来てもいいぞという心構えとか、対策とかを、家族でしっかりと話していきたいと思いました」

「家族や大切な人たちを自分が連れていざというとき避難できるように、日頃から災害についてのいろいろな知識や、避難の方法を考えて生活していきたいと思いました」

いつ起きるかわからない災害。いざという時に備えて。

平鹿中学校は、今後も授業や避難訓練を通して生徒たちの防災意識の向上を図っていくことにしています。

最終更新日:2025年2月13日 18:40
    秋田放送のニュース