【1個500円】"親の負担"少しでも軽く… 子育て家庭に弁当届ける兒玉さんの信念 『every.特集』
午前4時半、キッチンカーで作られたのは20食分の「ドライキーマカレー弁当」。大人も子どもも食べられるよう、辛さは抑えているものの、スパイスを使った本格的なカレーだ。作っていたのは兒玉保光(こだま・やすみ)さん、41歳。埼玉県狭山市内で妊娠中から産後1年までの子どもを育てる家庭を対象に、週2日、1つ500円でお弁当の宅配サービスを行っている。
『育児をする保護者の笑顔が私にとってはすごく大事』。兒玉さん自身も2人の子どもを育てるお母さんで、弁当宅配サービスを始めたのは、2人目の出産がきっかけだったという。家事と育児に追われ心の余裕をなくしてしまった自分の経験から、乳児のいる親の負担を少しでも軽くしたいと弁当宅配を始めた。
宅配を行っているのは、兒玉さんが立ち上げた市民団体。メンバーは12人。中心となっているのは、兒玉さんの思いに賛同したママ友たちだ。3年半で約5700個のお弁当を届けてきた。
そんな兒玉さんがこだわっているのが、お弁当を届ける際のちょっとした会話。『大人と普通の会話をするっていうこと自体がすごくうれしくて』。弁当宅配を利用する市川さんは、2人の子どもとおなかに妊娠5か月の赤ちゃんがいる。妊娠中は、夫や家族としか話す機会がないため、家族以外の大人とのたわいもない会話がありがたいそう。
子育て中の人に少しでも寄り添いたいという兒玉さん。この活動に込められた思いとは…。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年11月7日放送「news every.」より)