【密着】“冷凍ご飯は難しい…” 高いハードルを超え開発!銀座デパ地下グルメ『every.特集』
全国の有名店の人気グルメが冷凍食品で味わえる。その名も「ギンザフローズングルメ」。銀座の老舗デパート「松屋銀座」の地下2階にある冷凍食品に特化した売り場だ。約350種類の冷凍食品がずらりと並ぶ。有名な洋食店「日東コーナー」や老舗の「みかわや」など、銀座の名店とコラボした「銀ぶらグルメ」が人気である。
この銀座ならではの冷凍食品を独自開発した仕掛け人が「松屋銀座・食品部」の今井克俊(いまいかつとし)さんだ。全国各地のお店を回り、様々な名物グルメを冷凍食品にしてきたこの道のスペシャリストである。今井さんは、次なる商品作りにチャレンジしようとしていた。
それは「冷凍ごはん」。つまり、おいしい白米のごはんを冷凍食品にしようというのだ。これまでの、銀座のお店の冷凍食品はロールキャベツなどのいわゆる「おかず」だ。だから、一緒に食べる「ごはん」が欲しいと考えたのだ。白米の冷凍は難しいといわれるが、今井さんはあえて作ろうと決断した。
まず相談を持ちかけたのは、全国各地のお米を販売している、お米マイスターの澁谷(しぶや)さん。澁谷さんは、「ご飯を冷凍する」という高いハードルを越えるために、まずは冷凍技術のキーマンを紹介してくれた。
さっそく訪ねてみると、スチーム技術を研究している人だった。冷凍とスチーム?つながらないようだが、実はそこに知られざる達人の技術があった。
さらに、肝心のお米選びも難航した。スタートから10か月近くなっても決まらないままだ。そんな中、今井さんは岐阜県に向かう。そこである「お米」との出会いが待っていた。
その道のプロが集結して挑む「冷凍ごはん」開発大作戦。10か月にわたる奮闘を追った。
※詳しくは動画をご覧ください。(2024年3月7日放送「news every.」より)