42万円で売却された愛知の巨大岩塩 九州で予想外の展開に!? 「宣伝になりすぎて逆に弱っている」
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愛知県から福岡県に大移動した巨大岩塩 新天地で“思わぬ問題”が…
1月28日、愛知県東浦町で、2つの巨大な物体が大きなトラックに乗せられていました。その物体とは、町が所有していた“岩塩”です。
東浦町は、2024年4月からリサイクルやリユースを推進する政策で、展示不要となった巨大岩塩をフリマサイトに出品していました。1月、その2つが42万円で売れたのです。福岡県在住の大嶋隆美さんが購入し、自ら福岡県へ持ち帰りました。
2つの岩塩は、大嶋さんが経営する自然薯の直売所「自然薯 御薯の里」の玄関に展示されることになったのですが、到着するやいなや地元のテレビ番組に取り上げられ、さっそく福岡でも注目されることに。現在は、岩塩を一目見ようと大勢の人が立ち寄り、話題のスポットになっています。
この状況について、大嶋さんに聞いてみると…。
巨大岩塩を購入した 大嶋隆美さん:
「あれだけ大々的に東浦町のあれ(出発を報道)したら、あちこちから私に電話が入ってくるの。お店の宣伝になりすぎて逆に弱ってるところ」
店の宣伝になりすぎてうれしい悲鳴かと思いきや、ある問題が…。客を呼び込むため直売所に岩塩を設置しましたが、肝心の自然薯のシーズンが過ぎてしまっていたのです。
ちょっとした誤算はありましたが、集客には貢献している巨大岩塩。しかし、東浦町にあった頃から少し見た目が変わったような気が…。
巨大岩塩を購入した 大嶋隆美さん:
「高圧洗浄機をあてて磨きました。ごみを全部きれいに落として展示したので、そこ(東浦町)にいたときよりもきれいになっています」
長年倉庫に保管されていたため黒くなっていた表面がきれいに磨かれ、ぴっかぴかに生まれ変わっていたのです。
この姿を東浦町の担当者に見てもらうと…。
東浦町郷土資料館 楠美代子学芸員:
「正直ここまで取り上げてもらえるとは思っていなかった。上手にきれいに展示してもらっていますし、多くの人にこの先も見てもらえそうなので、よかったなと思っています。またいろいろメルカリを通じてリユースできるといいかなと思います」
この岩塩は当面、「自然薯 御薯の里」に展示される予定で、今後はイベントで貸し出すことも考えたいということです。