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【自民党総裁選】過去最多9人の候補者が名古屋で訴えたこと 会場には入りきれないほどの人が集まり、厳戒態勢の中の演説は…

2024年9月17日 10:12
【自民党総裁選】過去最多9人の候補者が名古屋で訴えたこと 会場には入りきれないほどの人が集まり、厳戒態勢の中の演説は…

過去最多9人が立候補した自民党の総裁選で、初めての街頭演説が名古屋で行われました。厳戒態勢の会場に入りきれないほど集まった人たちに対し、候補者は何を訴えたのでしょうか。

名古屋で自民党総裁選の街頭演説を実施

2024年9月14日、名古屋市中区の「光の広場」にて、自民党の総裁選の街頭演説が行われました。演説開始2時間前、候補者の話を聞きに来た人たちが手荷物検査を受けて、続々と会場に入っていきます。

警備員からは「お飲み物は、すべて一口ずつ飲んでもらいます」と呼びかけられるなど厳しいチェックが。

午後6時、街頭演説がいよいよ始まると、届け出順にマイクを握ります。

1番手は、高市早苗経済安保相。

高市早苗経済安保相(63):
「1番バッター、高市早苗でございます。なんと言うても経済成長です。経済成長。わたくし高市早苗、経済成長をどこまでもどこまでも追い求めてまいります]

続く2番手は“コバホーク”こと、小林鷹之前経済安保相。

小林前経済安保相(49):
「当選4回、40代、サラリーマン家庭で育ちました。そんな私が総理総裁になることこそ、自民党が本気で生まれ変わる象徴になるんです!」

林 芳正官房長官は、経済・財政政策に時間を割きました。

林 芳正官房長官(63):
「実質賃金プラスが何か月も何か月も続いていく。『これ当たり前のことなんだな』と思っていただけるようになるまでこの手を緩めてはならない』

そして、9人の中で最年少。小泉進次郎元環境相がマイクへと向かうと、会場内では立ち止まって写真を撮る人が多くいました。

小泉進次郎元環境相(43):
「今の自民党の政策の進めるスピード。政策の強度。これを抜本的に圧倒的に変えていかなければ、次の時代に間に合わない!」

総裁選の意気込みや政治改革の必要性を強調。

小泉元環境相の演説が終わると、会場をあとにする人が多いなか、上川陽子外相が入場。

上川陽子外相(71):
「日本初の女性総理として、みなさんと一緒に新しい日本の景色をつくっていきたい!」

加藤勝信元官房長官(68):
「私は国民所得の倍増、命がけで取り組んでまいります」

河野太郎デジタル相(61):
「デジタル化をこれまでもしっかりやってまいりました。今後もこれを進めてみなさんの暮らしをもっと豊かにもっと便利にしていきたい」

続いて、声援に顔をほころばせながら登場した石破 茂元幹事長。

石破 茂元幹事長(67):
「なんとしてもこの日本国の平和、独立を守っていかなければなりません。防衛省の予算を増やす、やらねばならんでしょう」

スタートからおよそ1時間半。トリをつとめたのは茂木敏充幹事長。

茂木敏充幹事長(68):
「この名古屋も愛知も日本全体の経済を、必ず私、茂木敏充は再生してまいります。どうぞよろしくお願いします、ありがとうございます!」

過去最多、9人による総裁選。集まった人は...

夫婦:
「今までの派閥がない分だけこういう選挙になったということは、これはすごい日本にとっても力になると思う」

男性:
「若者にもっと重点を置いた政策ができるような政治家には期待したい」

総裁のイスに座るのは果たして。投開票は今月27日です。

世論調査では石破元幹事長・小泉元環境大臣がリード

NNNと読売新聞が今月13日から15日まで行った世論調査によると、「誰が次の自民党総裁にふさわしいか?」という質問に対して、1位は石破元幹事長で27%、2位は小泉元環境大臣で21%、3位は高市経済安保大臣で13%という結果に。ただ自民党支持層に限ってみると、1位は小泉氏で24%、2位は石破氏で23%と順位が入れ替わっている状況です。
取り組んでほしい政策や課題については、1位が「景気や雇用」、2位が「社会保障」、3位が「教育や子育て」という結果となりました。

一方、立憲民主党の代表選挙についても最新の世論調査がでています。1位が野田元総理で32%、2位は枝野前代表で14%、3位は吉田衆院議員で9%、続いて泉代表が8%。立憲民主党支持層に限ってみると、1位で野田氏で5割弱、2位は枝野氏で3割弱、3位が泉氏で2割弱、4位が吉田氏で1割未満という結果になりました。

立憲民主党の代表選挙は、今度の日曜日に投開票されます。

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