すっきりとした青空が広がった福島県内!冬の味覚の収穫が各地で始まる
12月4日の福島県内は、移動性の高気圧に覆われ、広い範囲で晴れました。穏やかな陽気のなか、冬の味覚の収穫も各地で行われました。
4日の最低気温が2.9℃だった郡山市。そのなかで収穫されていたのは、郡山市の伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」です。郡山市阿久津町にある橋本昌幸さんの畑では、11月中旬から収穫が始まり、いまが収穫の最盛期です。1日あたり500本前後の「阿久津曲がりねぎ」を収穫するそうです。
この「阿久津曲がりねぎ」は春に植えたネギを、夏に手作業で斜めに植え直します。そうすることでネギが曲がって育ち、柔らかさと甘さ、そして風味が増すというんです。2023年は夏の猛暑で、収穫量が約1割減ったそうですが、おいしさに影響はないといいます。
■阿久津曲がりねぎを収穫する橋本昌幸さん
「みんなさんにこのねぎはうまいという感じで食べてもらえるとありがたい。」
収穫は、2024年2月下旬まで続きます。
そして、こちらは太平洋が望める広野町の丘です。そこにやってきた子どもたち。収穫したのは、広野町の特産ミカンです。浜通りの南部に位置し、温暖な広野町では、その気候を生かして約40年前から町内でみかんを栽培しています。4日は、町の子どもたちがみかん狩りを体験し、その場でもぎたてを味わいました。
2023年は天候に恵まれ、日照時間が長かったことなどから、みかんが甘く育ったそうです。広野町では、栽培したみかんをジュースなどに加工して、販売することにしています。