私たちが住む町のことをも気楽に話し合ってみませんか? 「民主主義のティーパーティー」【徳島】

連日、行政や議会に関するニュースをお伝えしていますが、みなさんにとって政治とは、どれくらい身近なものなのでしょうか。
市民が政治を気軽に語り合い、民主主義について考えるイベントが、3月9日に徳島市で開かれました。
このイベントは、市民が暮らしや政治のことを気軽に話し合える場を作ろうと、「とくしま住民投票の会」が開いていて、今回で2回目です。
住民投票の会では、一定の署名があれば、議会の承認なしに住民投票が実施できる条例の制定を目指して活動しています。
費用は、全て参加者のカンパ。
この日のイベントには、会のメンバーや家族連れなど約100人が集まりました。
(神山まるごと高専 佐野淳也准教授)
「デンマークの保育園で、園児に『デモクラシー』って何って尋ねると、こんな答えが返ってきた。みなさん、何だと思いますか?僕、聞いて本当に納得したけど、小さい園児がこう答えたそうです。『きょう、誰と遊びたいかを決めること。自分で誰と遊びたい、誰と何をしたいかを自分で決める、そして、相手も自分と遊びたいかを決める権利がある』。話し合って、どうしたらいいかを日々日々決めていく、これがデモクラシーですよと。この積み重ねが最後は社会になって、国になって、国同士の関係になるから、ちゃんとデモクラシーをしてれば戦争は起きないんですよ」
大事なのは、話し合うこと。
参加者は、7~8人のグループに分かれ、「徳島市のホール問題」や「沖縄・辺野古の埋め立て」「民主主義とは」など、様々なテーマについて意見を出し合いました。
(「ホール問題について」話し合う)
「徳島のホール問題というのは、県庁所在地であるところの、徳島の中心市街地をどうしていくのかっていう非常に大きなテーマだと思っていて、これは阿南に住んでようが祖谷に住んでようが、みんなの問題だと思っていて、その問題が遅々として滞った状態にあるということが、いま、非常に残念だなって」
(「民主主義について」話し合う)
「プーチンの思想とか、ロシアがどうのこうのとか調べようと思ったら膨大な時間がかかっちゃうんですよね。それが現役世代とか子育て世代とかだと、そんな時間ねえよと。一発でAIで書き起こしして、5分で読める文にまとめてくれるとか、そういうテクノロジーをどんどんまわしていって人々がアクセスしやすいようにして、情報をとりやすいようにしていく」
(「民主主義について」話し合う)
「その時間がないというんじゃなくて、その時間を自分でつくらないけなんですよ。たとえば、SNSとか自分は使いませんけど、どういう時代になっても、どういう道具を使っても、世の中の意見というのは自分で判断しなくちゃいけないというのは、一番基本だと思う。人に頼った判断は必ず加工が入って」
(「住民投票について」話し合う)
「自分の目で確かめて、自分の頭で考えて投票に行って、自分らの国を変えていく、市、県を変えていくということが大事だと思う。若者に頑張ってもらいたい。私も25年前は第十堰(の住民投票)で頑張ったんです。朝の8時から夜中まで」
(とくしま住民投票の会 伊勢達郎代表)
「最も民主主義的じゃないのは何かと聞かれたら『辺野古』だと思う。たとえば、徳島市民として『辺野古』のことを僕たちは絶対知らんぷりしないよと、みんながやめてといってるのだから、やめましょうと、徳島市民はそう思ってますよみたいな住民投票を僕はしたい」
(成蹊大学法学部 武田真一郎教授)
「住民投票は重要だけど、住民が判断間違ったら困りますよねって一言、言いましたが、ある人が住民が判断を間違って町が潰れても、それは自業自得だ、しょうがない、国のいいなりになって町が潰れたり、寂れたりしたら、それは本当に困る、嫌だとおっしゃるんですよね。なるほどそうだと思った。しかし、住民というのはそう簡単に間違わない、住民は投票が行われるとよく考えて投票するんですね。これは考えてみたら当たり前のことなんですよ。徳島のことを一番よくわかるのは誰ですか?霞が関の官僚ですか?永田町の政治家ですか?違いますよね、徳島に住んでる人ですよね。しかも、間違ったら困るのも徳島の人なんですよ」
私たちが住む町のこと、もっと気楽に話し合ってみませんか?
市民が政治を気軽に語り合い、民主主義について考えるイベントが、3月9日に徳島市で開かれました。
このイベントは、市民が暮らしや政治のことを気軽に話し合える場を作ろうと、「とくしま住民投票の会」が開いていて、今回で2回目です。
住民投票の会では、一定の署名があれば、議会の承認なしに住民投票が実施できる条例の制定を目指して活動しています。
費用は、全て参加者のカンパ。
この日のイベントには、会のメンバーや家族連れなど約100人が集まりました。
(神山まるごと高専 佐野淳也准教授)
「デンマークの保育園で、園児に『デモクラシー』って何って尋ねると、こんな答えが返ってきた。みなさん、何だと思いますか?僕、聞いて本当に納得したけど、小さい園児がこう答えたそうです。『きょう、誰と遊びたいかを決めること。自分で誰と遊びたい、誰と何をしたいかを自分で決める、そして、相手も自分と遊びたいかを決める権利がある』。話し合って、どうしたらいいかを日々日々決めていく、これがデモクラシーですよと。この積み重ねが最後は社会になって、国になって、国同士の関係になるから、ちゃんとデモクラシーをしてれば戦争は起きないんですよ」
大事なのは、話し合うこと。
参加者は、7~8人のグループに分かれ、「徳島市のホール問題」や「沖縄・辺野古の埋め立て」「民主主義とは」など、様々なテーマについて意見を出し合いました。
(「ホール問題について」話し合う)
「徳島のホール問題というのは、県庁所在地であるところの、徳島の中心市街地をどうしていくのかっていう非常に大きなテーマだと思っていて、これは阿南に住んでようが祖谷に住んでようが、みんなの問題だと思っていて、その問題が遅々として滞った状態にあるということが、いま、非常に残念だなって」
(「民主主義について」話し合う)
「プーチンの思想とか、ロシアがどうのこうのとか調べようと思ったら膨大な時間がかかっちゃうんですよね。それが現役世代とか子育て世代とかだと、そんな時間ねえよと。一発でAIで書き起こしして、5分で読める文にまとめてくれるとか、そういうテクノロジーをどんどんまわしていって人々がアクセスしやすいようにして、情報をとりやすいようにしていく」
(「民主主義について」話し合う)
「その時間がないというんじゃなくて、その時間を自分でつくらないけなんですよ。たとえば、SNSとか自分は使いませんけど、どういう時代になっても、どういう道具を使っても、世の中の意見というのは自分で判断しなくちゃいけないというのは、一番基本だと思う。人に頼った判断は必ず加工が入って」
(「住民投票について」話し合う)
「自分の目で確かめて、自分の頭で考えて投票に行って、自分らの国を変えていく、市、県を変えていくということが大事だと思う。若者に頑張ってもらいたい。私も25年前は第十堰(の住民投票)で頑張ったんです。朝の8時から夜中まで」
(とくしま住民投票の会 伊勢達郎代表)
「最も民主主義的じゃないのは何かと聞かれたら『辺野古』だと思う。たとえば、徳島市民として『辺野古』のことを僕たちは絶対知らんぷりしないよと、みんながやめてといってるのだから、やめましょうと、徳島市民はそう思ってますよみたいな住民投票を僕はしたい」
(成蹊大学法学部 武田真一郎教授)
「住民投票は重要だけど、住民が判断間違ったら困りますよねって一言、言いましたが、ある人が住民が判断を間違って町が潰れても、それは自業自得だ、しょうがない、国のいいなりになって町が潰れたり、寂れたりしたら、それは本当に困る、嫌だとおっしゃるんですよね。なるほどそうだと思った。しかし、住民というのはそう簡単に間違わない、住民は投票が行われるとよく考えて投票するんですね。これは考えてみたら当たり前のことなんですよ。徳島のことを一番よくわかるのは誰ですか?霞が関の官僚ですか?永田町の政治家ですか?違いますよね、徳島に住んでる人ですよね。しかも、間違ったら困るのも徳島の人なんですよ」
私たちが住む町のこと、もっと気楽に話し合ってみませんか?
最終更新日:2025年3月12日 20:02