直木賞候補作に「徳島」が舞台の2作品ノミネート「『徳島』の良い所が全国にPRされれば」【徳島】
徳島にとって嬉しいニュースです。
12月12日付で発表された第172回・直木賞の5つの候補作品の中に、「徳島」を舞台にした2つの作品がノミネートされました。
(書店を訪れた客)
「まったく知らなかったので驚きました」
直木賞の候補にノミネートされた「徳島」が舞台の2作品は、伊予原新さんの「藍を継ぐ海」と、木下昌樹さんの「秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚」です。
(一楽泰志記者)
「こちらの書店では、徳島に関する書籍フェアが開かれていて、その中にこの2冊の本が並んでいます」
「藍を継ぐ海」は、徳島の海辺の町を舞台に、ウミガメの卵をふ化させ自力で育てようとする中学生の女の子の物語です。
「秘色の契り」は、財政が困窮する江戸中期の徳島藩が舞台で、10代藩主蜂須賀重喜が取り組んだ藩政の改革が題材になっています。
(紀伊國屋書店徳島店 小澤康基店長)
「本当にすごくびっくりしました。2作品ともノミネートされるのは、驚きとともに喜びが強い。(直木賞)発表が2025年1月15日なので、それまでたくさん盛り上げて、できればW受賞取ってて
くれればいいなあと思います」
一方、別の書店では?
(一楽泰志記者)
「こちらの書店では『秘色の契り』はあるんですが『藍を継ぐ海』については現在は在庫がなく、近日入荷予定となっています」
発行部数の違いはあるものの、2作品のうち「藍を継ぐ海」はすでに在庫切れとなっていました。
(書店を訪れた客)
「きょうの新聞にのってたんですよね。1回読んでみたいと思ったんですよね」
(平惣徳島店 八百原勝店長)
「もともと入荷していた分が品切れとなっていまして、来週の入荷で進めております。徳島の良い所や描写とか風景とかですね、随所に出てくる部分もあると思いますので、そういったところが是非ね全国の方にPRになればと思っています」
「藍を継ぐ海」の伊与原さんは大阪の生まれで、ノミネートに際し「執筆に際しては、蒲生田岬から日和佐にかけての一帯を取材に訪れました。祖父が宍喰の生まれで徳島の海には私も縁を感じています。徳島の皆さんにも、お読みいただければ嬉しいです」とコメント。
一方「秘色の契り」の木下さんは、「改革の難しさは、古今東西変わりません。蜂須賀重喜の急進的すぎる政策は藩を分断し、幕府から危険視されることに。 そのドラマは今にも通じるものがあると思います、ぜひご一読ください」と、コメントを寄せてくれました。
「徳島」が舞台の小説では、1994年に板東俘虜収容所の松江豊寿所長の生涯を描いた「二つの山河」が直木賞に選ばれています。
注目の直木賞の選考は、2025年1月15日です。
12月12日付で発表された第172回・直木賞の5つの候補作品の中に、「徳島」を舞台にした2つの作品がノミネートされました。
(書店を訪れた客)
「まったく知らなかったので驚きました」
直木賞の候補にノミネートされた「徳島」が舞台の2作品は、伊予原新さんの「藍を継ぐ海」と、木下昌樹さんの「秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顚末譚」です。
(一楽泰志記者)
「こちらの書店では、徳島に関する書籍フェアが開かれていて、その中にこの2冊の本が並んでいます」
「藍を継ぐ海」は、徳島の海辺の町を舞台に、ウミガメの卵をふ化させ自力で育てようとする中学生の女の子の物語です。
「秘色の契り」は、財政が困窮する江戸中期の徳島藩が舞台で、10代藩主蜂須賀重喜が取り組んだ藩政の改革が題材になっています。
(紀伊國屋書店徳島店 小澤康基店長)
「本当にすごくびっくりしました。2作品ともノミネートされるのは、驚きとともに喜びが強い。(直木賞)発表が2025年1月15日なので、それまでたくさん盛り上げて、できればW受賞取ってて
くれればいいなあと思います」
一方、別の書店では?
(一楽泰志記者)
「こちらの書店では『秘色の契り』はあるんですが『藍を継ぐ海』については現在は在庫がなく、近日入荷予定となっています」
発行部数の違いはあるものの、2作品のうち「藍を継ぐ海」はすでに在庫切れとなっていました。
(書店を訪れた客)
「きょうの新聞にのってたんですよね。1回読んでみたいと思ったんですよね」
(平惣徳島店 八百原勝店長)
「もともと入荷していた分が品切れとなっていまして、来週の入荷で進めております。徳島の良い所や描写とか風景とかですね、随所に出てくる部分もあると思いますので、そういったところが是非ね全国の方にPRになればと思っています」
「藍を継ぐ海」の伊与原さんは大阪の生まれで、ノミネートに際し「執筆に際しては、蒲生田岬から日和佐にかけての一帯を取材に訪れました。祖父が宍喰の生まれで徳島の海には私も縁を感じています。徳島の皆さんにも、お読みいただければ嬉しいです」とコメント。
一方「秘色の契り」の木下さんは、「改革の難しさは、古今東西変わりません。蜂須賀重喜の急進的すぎる政策は藩を分断し、幕府から危険視されることに。 そのドラマは今にも通じるものがあると思います、ぜひご一読ください」と、コメントを寄せてくれました。
「徳島」が舞台の小説では、1994年に板東俘虜収容所の松江豊寿所長の生涯を描いた「二つの山河」が直木賞に選ばれています。
注目の直木賞の選考は、2025年1月15日です。
最終更新日:2024年12月12日 20:56