無料で熊本城を周遊!熊本市の自動運転バス出発式 追突事故受け防止策も
熊本市で21日から自動運転バスの実証実験が始まります。追突事故を受けて延期となっていた実験を前に出発式が行われました。
出発式が行われたのは、熊本市が3月21日から一般客を乗せて実証実験を始める自動運転バスです。このバスをめぐっては、ことし1月他のバスに追突される事故が起き実験が延期されていました。事故を受けてバスの走行区間に看板を設置するなど、注意を促す再発防止策を講じた熊本市。
出発式の後、市長や関係者、報道機関がバスに試乗しました。自動運転での最大速度は時速35キロ。運転席に座る運転士は、緊急時など対応が必要なとき以外はハンドル操作を行いません。
■緒方大樹記者
「車内のモニターにはセンサーで読み取った車や歩行者が映し出されています」
バスに取り付けられた約40個のセンサーが車や歩行者などを読み取り、動きを予測します。例えば、標識で一時停止したバス。右手から横断歩道を渡ろうと歩行者が現れます。すると…歩行者が渡り終わるまで停止。歩行者が去ったのを確認して発進します。その間、運転士はハンドル操作は一切していません。
渋滞問題や公共交通の運転士不足など様々な課題解決に期待が集まる自動運転バス。一般客を乗せた実証実験は3月21日から始まります。
詳しくは熊本市ホームページで確認してください。