多くの学校で終業式『さぁ夏休み!』熊本市では夏休みの学校プールの開放を廃止
熊本県内の多くの小中学校などで19日、終業式が行われました。
熊本市中央区の大江小学校の終業式は、暑さ対策と密集を避けるため体育館に集まるのではなくオンラインで行われました。子どもたちは教室で校長先生の話を聞きました。
■松永裕子校長
「夏休みもしっかり“考動”、考えて行動して欲しいです。命を大切にする夏休みにしてほしいと思います」
交通ルールを守ることや、熱中症に気をつけることを呼びかけた後、始まったのは「ドレミの歌」の合唱です。でも歌詞が違います。先生たちが考えた「夏休みに頑張ること」をみんなで歌いました。
(合唱)
「ラ…らくをしないで、シ…しゅくだいすまそう…」
夏休みで学校を離れる前に、子どもたちは教室の隅々までぴかぴかに大掃除しました。夏休みはどんな過ごし方をしますか?
■2年生
「キャンプに行く」
「魚をさばいたりするイベントに行く。夏休み、わくわくします」
一方、熊本市教育委員会は、今年度の夏休みから市内の小中学校のプール開放を廃止します。プールの開放はこれまでPTAと学校で作る運営委員会と教育委員会で行ってきましたが、新型コロナの影響で2020年度から中止になりました。
新型コロナは5類に移行しましたが、熊本市のPTA協議会は去年、運営に不安があることや監視員が確保できないことなどを理由に市教委に廃止を提案していました。これを受け市教委は、全国的に政令指定都市のプール開放が縮小傾向にあることや、安全の担保が難しいとして廃止を決めました。
夏休みの学校のプール開放廃止にまちの人は。
■若者
「小さい頃はプールって絶対楽しいですし、それがなくなるってなるとちょっと悲しい部分があります」
「小さい子どもが川で遊ぶとなると危ないですし、市営プールはお金かかるので、学校のプールって大事だったのかなと思います」
■母親
「親としては、やっぱりプールがあったほうが良いんですけれど、他の子どもも見るとなれば責任は持てないので」
■監視員の経験者
「当番制だったと思うんですよ。でも仕事をしていたら負担にはなりましたよね」
なお、熊本市ではプール開放が廃止になりましたが、阿蘇市や天草市、八代市など16市町村の一部の小学校が、今年もPTA主体でプールを開放するということです(KKT調べ)。