水俣市の湯の児海水浴場に、新しい海の交流施設が誕生しました。

｢海の日｣の15日、水俣市にオープンしたのは、｢渚の交番 HIMETATSU｣です。渚の交番とは、豊かな海を次世代に引き継ごと日本財団が推進するプロジェクトで、全国に地域づくりの総合拠点を整備しています。｢交番｣には、海の安全と環境を守るという思いが込められています。

水俣湾は、かつて水俣病の原因となったメチル水銀に汚染され、｢死の海｣とも呼ばれました。

渚の交番 HIMETATSUでは、海の生きもの観察会などを通して多くの人の努力で再生しつつある今の水俣の海を伝えます。また、海を見ながら飲み物や食事を楽しめるカフェも併設されています。

■渚の交番 HIMETATSU 杉本崇所長
「海は楽しいところなので、楽しさを知ってもらいたい。海が好きなんだ、大事なんだと思ってもらえるようになればうれしい」

渚の交番 HIMETATSUは、8月末までは定休日なしで営業します。
（営業時間 午前9時～午後5時）