射水市新湊特産のシロエビが今年、記録的な不漁が続き飲食店での提供が難しくなっているなか、市内の観光施設は12日から地元の別の特産品を使った新たなメニューの提供を始めます。

射水市の「道の駅新湊」で提供される新メニューがこちら。市内で養殖され、特産化が進む「いみずサクラマス」を使った「のっけ丼」と「フィッシュバーガー」です。

「のっけ丼」は、いみずサクラマスをわさび醤油漬けにし、大葉や白ごまと合わせた「和」のどんぶりに、アボカドとにんにくバジル風味のソースを加えた「洋」を感じる一杯。

そしてバーガーは、いみずサクラマスのフライに、大葉やレモン風味のオニオンスライスをはさんだ一品です。

新メニュー誕生の背景にあるのが、シロエビの記録的な不漁です。道の駅に入る飲食店では現在、シロエビを使った一部のメニューの販売を休止しています。

漁が始まって3か月が経った今も仕入れの量が安定しないことから、道の駅は価格や供給量が安定している、いみずサクラマスを使った商品を開発しました。

シロエビやベニズワイガニに並ぶ新たな名物メニューを目指します。

新湊食堂 宮本由里枝チーフ「“第3のメニュー”として始めたくて、射水の発展に、という考えでスタッフみんなで考えたメニューです」

新メニューは数量や期間を限定せず販売し、今後はフライや焼き魚定食なども販売していきたいとしています。