【山口天気 夕刊2/5】県内に2年ぶりの「大雪警報」…夜間は急激な積雪増に警戒を 金~土曜も再び警報級の大雪か
●県内に「大雪警報」発表…今夜~あす6日(木)明け方にかけて警報級の大雪に
●急激な路面状況の悪化や 屋根からの落雪などに警戒し 行動は慎重に
●金~土曜にかけても再び雪の降り方が強まり 山地を中心に警報級の大雪となるおそれも
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強烈寒波はヤマ場に差し掛かりつつあります。きょう5日(水)の県内は度々雪雲が流れ込み、午前中は下関や山口といった市街地でも積雪を観測。徳佐は、夕方で24センチの積雪となっています。そして夜を迎え、さらに活発な雪雲が県内に流れ込み始めてきています。
県内には、2年ぶりとなる大雪警報が、広範囲に発表されました。今夜~あす6日(木)明け方頃にかけて上空に流れ込む寒気はピークで、警報級の大雪が続く見通しです。
今夜は山間部ほど一段と雪深くなり、沿岸部、市街地も積雪する所がいっそう多くなってくるでしょう。あす6日(木)朝からは寒波のヤマ場は越え、空模様は落ち着いてきそうですが…
夜の間で周りの状況がガラッと変わる所も多くなります。道路は、歩道や路肩との境目が分かりにくい状況の所がより多くなることなども踏まえ、外出は慎重な行動を心がけて。また、特にドカッと雪が積もる山間部ほど、屋根からの落雪に、家の出入りや雪かきの時など十分ご注意下さい。強烈な冷え込みも続きますので、市街地でも水道管凍結対策を引き続き、入念にお願いします。
なお、あす6日(木)日中はいったん大雪はヤマ場を過ぎますが、7日(金)は雨交じりの雪から、夜は再びの強い寒気の流れ込みで、新たに積雪する勢いで雪の降り方が強まる見通しで、ここでも山地中心に警報級の大雪となる可能性があります。強烈寒波は強弱を繰り返し、週末まで影響が長く続きそうです。
今夜をピークに、あす6日(木)夜明けの頃まで大雪となり、急激に積雪が増える所が多くなりそうです。日中は雪の降る勢いはおさまるものの、冷蔵庫並みの寒さが続き、積もった雪もなかなか解けないでしょう。さらに夜は再び、みぞれや雪、と天気がぐずついてきそうです。
金曜日は、日中はみぞれや雨の時間もありますが、朝晩は湿った雪が降りやすく、土曜日にかけて山地を中心に再び警報級の大雪の心配もあるなど、積雪が増えてくる所もありそうです。日曜日から来週初めは、空模様は落ち着きますが、まだ朝晩は氷点下の気温、と、強烈な冷え込みはもうしばらくの間、続くでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)