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能登豪雨 気象庁が詳細に原因を調査中 海上を大量に流れ続けた「水蒸気」が要因?

2024年9月26日 18:43
能登豪雨 気象庁が詳細に原因を調査中 海上を大量に流れ続けた「水蒸気」が要因?

市川 栞 キャスター:
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。小野さん、能登で、大きな被害が発生してしまいました」
小野 和久 気象予報士:
「気象庁、気象台の事前の予想以上に雨雲がかかり続けました」

「線状降水帯は、土曜日の朝9時過ぎに発生しました。8時過ぎから降り方が急激に強まり、輪島では、午前中の3時間で平年の9月ひと月分の雨量を上回りました」

「なぜ、予想外の大雨になったのか。線状降水帯が発生した頃、土曜日の朝9時の天気図です」
市川:
「能登半島の近くに前線と低気圧があります」
小野:
「この前線と低気圧は、前の日の予想より、少し、南に下がっていました」

「上空の偏西風が蛇行したため、前線は、冷たい空気とともに南下しました。そして、朝鮮半島の西に台風、台湾付近に熱帯低気圧があります」

「太平洋高気圧からの暖かく湿った空気も加わり、大量の水蒸気が、朝鮮半島と九州のあいだにある対馬海峡から暖かい 日本海を通ってダイレクトに流れ込みました」
市川:
「低気圧と前線が予想以上に南へ下がったこと、そして、陸地に邪魔されることなく、たっぷりの水蒸気が海の上を大量に流れ続けたんですね」
小野:
「前線の北と南の気温差が大きくなり、より雨雲が発達しました。気象庁・気象台では、いま詳細に、原因を調査しているということです」

小野:
「さて、あすからの気象台の週間予報を見ていきましょう。あすは、晴れ間が出ますが、土曜日は、雲が多くなるでしょう。日曜日から火曜日は晴れるでしょう」
市川:
「次に雨マークがあるのは、来週の水曜・木曜ですね」
小野
「いまの時期の最高気温は24度から25度、最低気温は17度くらいが平年並みですので、このあとも高めの日が多いでしょう。さて、来週は、もう10月です」
市川:
「この先の天気が気になります」

小野:
「気象台の 10月から2月までの長期予報を見ていきましょう。まず、気温は、10月は「高い」、11月は「ほぼ平年並み」、12月から来年の2月も「ほぼ平年並み」の見込みです。下の段、10、11月の降水量は「ほぼ平年並み」ですが…12月から2月の雪の量は「平年並みか多い」見込みという予報です」
市川:
「冬に雪が多い可能性があるんですね」

小野:
「金沢地方気象台の山瀬さんは、『10月と11月の気温差が大きくなる予報のため、健康管理に気を付けてほしい』『この冬は大雪になる可能性が例年より大きいと考えられる』・・・と話していました」
市川:
「来月は、月の初めと月末の気温差が大きくなりそうですので、気を付けていきたいですね」
小野:
「最後に、気象台の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう」

「あすは、晴れ間が出ますが、土曜日は、雲が多くなるでしょう。日曜日から火曜日は晴れる見込みです。来週の水曜・木曜は一時、雨が降るでしょう。いまの時期の最高気温は24度から25度、最低気温は17度くらいが平年並みですので、このあとも高めの日が多いでしょう」
市川:
「少しの雨でも災害につながることがありますから、気を付けたいですね。小野さんとお伝えしました」

最終更新日:2024年9月26日 18:43
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