4月から”定期接種”スタート「帯状疱疹ワクチン」、自己負担額は”任意接種”の半額程度へ(仙台市)

接種時点で65歳の人を主な対象に、2025年4月から始まる「帯状疱疹ワクチン」の”定期接種”について、仙台市は自己負担額を”任意接種”の半額程度とする方針を固めました。
帯状疱疹は、ストレスや疲れなどで免疫が低下すると、体内に潜伏していたウイルスが活性化し痛みをともなう水ぶくれが帯状にあらわれるものです。
これまで”任意接種”だったワクチンが有効とされているなか、国は2025年4月からワクチンの費用を公費で補助する”定期接種”とする方針を決めました。
これを受け、仙台市では定期接種の実施概要をまとめました。
対象者は、仙台市に住む接種時点で65歳の人と、重症化リスクのある一部の60~64歳の人。
2025年4月以降に66歳以上になる人には、70歳から5年刻みの年齢で接種を受けられるようにする方針です。
任意接種で1万円ほどかかる生ワクチン(接種1回)の自己負担は5000円。
任意接種で計5万円ほどかかる不活化ワクチン(接種2回)では、2万2000円の自己負担にする計画です。
接種は、仙台市内約450の医療機関で通年可能になる見込みで、市は3月下旬にホームページで接種可能な医療機関を知らせるほか、対象者には個別に通知する予定です。