<10日は”吹雪”に注意>「仙台」で今シーズン初めて1センチ以上の”積雪”
9日は、平地にも雪雲が流れ込み、「仙台」では今シーズン初めて1センチ以上の”積雪”を観測した。
10日も断続的に雪が降り、風も強まる見込みのため、吹雪に注意が必要だ。
宮城県内有数の豪雪地帯・七ヶ宿町の9日午後。
雪が降りしきる中、雪かきをする住民の姿が見られた。
住民
「きょう3回目。積もりました。きょうは多いです」
9日午後6時現在の積雪は、「駒ノ湯」が55センチ、「新川」が16センチとなっている。
浅野航平アナウンサーリポート
「定禅寺通りのケヤキ並木もすっかり雪化粧を纏いました午後4時現在、大体1センチの積雪が見られます。足元はかなり滑りやすく、スニーカーだと靴が濡れて冷たく感じられます」
9日は、平野部にも雪雲が流れ込み、「仙台」でも午後4時に1センチの積雪を観測。
1センチ以上の積雪を観測するのは今シーズン初めてで、去年に比べると19日・平年に比べると23日遅くなっている。
国土交通省・仙台河川国道事務所によると、9日午後3時頃 国道48号下りの宮城と山形の県境付近ではタイヤチェーンを装着していない大型車2台が30分ほどにわたって立ち往生し、およそ500メートルにわたって車両が滞留したという。
国交省は、大雪が予想される地域では不要不急の外出を控えるとともに、やむを得ず運転する場合は、冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの準備、また万が一の立ち往生に備え車内にスコップや非常食や毛布などを準備するよう呼びかけている。
10日にかけても、断続的に雪は降る見込みで、積雪や路面の凍結などに注意が必要だ。
10日日中は、西風が強まる見込みで、予想される最大瞬間風速は25メートル~30メートルとなっている。
強風や吹雪による視界の悪化にも、注意が必要だ。