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能登被災地の子どもたち ねぶたに招待復興願う「青森市民の思い」

2024年8月5日 15:58
能登被災地の子どもたち ねぶたに招待復興願う「青森市民の思い」

青森ねぶた祭に能登半島地震で被災した子どもたちが招待されました。

企画したのは復興を願うねぶたを制作した青森市PTA連合会で今夜子どもたちは曳き手として参加します。

★丸大サクラヰ薬局 櫻井清会長
「私ども青森の人間は何か応援することはないかと考えました そしてねぶたを作って 青森の市民のみんなの思いです」

招待されたのは石川県・志賀町の小中学生と保護者およそ40人で、きのう活動に協力した青森市のサクラヰ薬局とアクト建築社が「ガガシコ」と木札を贈りました。そして午後7時運行が始まり、勇壮な武者絵巻が見えをきり目の前でハネトが乱舞すると…
子どもたちはこの盛り上がり。初めて見るねぶたの迫力に歓声を上げていました。

★石川県志賀町の小学生
「想像していたよりとても楽しくてまだまだどれだけ(ねぶたが)来るのかなと楽しみです」
「あんな大きいものとか作れるのはすごいなって思いました」
★保護者
「すごく迫力があってわくわくします うれしいです能登からきて良かったです」
「ラッセラーラッセラーというと踊っている方が返してくれて言葉で心が通じ合ったような気がしてすごく温かいお祭りだなと思いました」

★青森市PTA連合会 棟方丈博会長
「能登半島の地震において被災された方々、苦しい生活をしている方も多数います そんな中で少しでも楽しい夏休みを過ごせればと思いましてこのような企画をしました」

青森市PTA連合会は能登の復興を願い、龍神が地震を引き起こすとされるナマズを退治する場面を描いた大型ねぶたを制作。子どもたちはきょう、この団体の「ハネト」として青森ねぶた祭に参加します。

一方、ことしの青森ねぶた祭では曳き手の確保に向けNTTグループが新しい取り組みを始めました。参加は64回目ですが、近年は業務の効率化で社員が減りまつりのスタッフの確保が課題となっていました。
そこで国道沿いにある社内の空きスペースにテントを設置。 ねぶた期間中、宿として無料で提供する代わりに、運行の支援をしてもらうという取り組みです。

★青森放送 油川修一
「実際にテントの中に入ってみます 生活に欠かせないコンセントが置かれていてライトもあって暗い時でも対応できます 上は吹き抜けのような状態になっていて快適に過ごせそうです」

★応援スタッフ
「結構寝心地が良くて快眠でした1日充実して過ごせました」
「地域との関わりを持つことができ、東北ならではのおまつりに参加することで一層東北の仕事がしやすくなって良いのかなと思います」

運行が始まると県外から来てテントに泊まる応援スタッフは主に台車の曳き手を務めました。熱気を肌で感じ青森の夏を堪能しました。

★東京から
「ねぶた初めてです 楽しいです 最高です 来年も来ます」

★NTT東日本 磯﨑崇 青森支店長
「まずはみんなで一緒にねぶたを楽しんで良いねぶたにして青森を満喫をして帰ってもらい また青森に来たいと思ってもらえれば幸い」

NTTグループは課題を検証した上で、来年以降もこうした取り組みを続けるとしています。

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