猛暑しのぐ涼スポット 東温市の「風穴」へ!自然が生み出す天然クーラーでひんやり
5日連続で熱中症警戒アラートが発表される中、きょう大洲では最高気温36.3℃を観測するなど、愛媛県内3地点で猛暑日となりました。この暑さの中、涼を求めてチャン4スタッフが向かったのは…松山市内から車でおよそ1時間。
水口気象予報士:
「もう全然空気が違います。すっごい冷たい風が吹き下りてきて、ちょっといるだけでも肌がひんやりとするぐらい別世界になってます」
ここは東温市にある上林森林公園。標高1278mの皿ヶ嶺の中腹にある、風穴です。地下で冷やされた空気が山の斜面に堆積した岩の隙間から1年を通して吹き出しています。その温度はおよそ13℃!きょう34.6℃を観測した松山と比べると、その差は実に20℃以上!
男の子:
「この石も涼しい!」
男性:
「キンキンやな!冷房があるよ」
風穴はまさに天然のクーラーなんです!
西条市から:
「涼しいな!こりゃ。ここは涼しい」
西条市から:
「これは相当気持ちいいね。この冷気を家に持って帰りたいね。この緑の景色も見ながら癒されますね」
「マイナスイオンもあるから。本当エアコンかけて家でおるより来てよかったです」
そしてもうひとつ、皆さんのお楽しみが…
松山市から:
「きれいに咲いてる!結構長いね。あ、本当だ!」
「ヒマラヤの青いケシですね」
Q.ヒマラヤぐらい涼しいという事?
「そうですそうです。夏はここに来ればヒマラヤです」
風穴から噴き出す冷気を利用して、地元の有志で栽培しているヒマラヤの青いケシ。この花を求めて毎年、風穴を訪れる人も。
松山市から:
「6月末から7月最初ぐらいかな。何ともいえん癒される青です。すごく可愛らしいいい花です」
青いケシの花は終盤ですが、風穴の周辺では夏場、条件が合えば外気との温度差で発生する神秘的な霧の風景を楽しむことができます。