注目のランナーや大会の見どころを紹介している愛媛マラソンスペシャル。きょうは時には同志、時にはライバルの親子ランナー。高校3年でマラソンに初挑戦する息子への父の思いとは…

西予市宇和町の河野昌博さん。そして、今回が初マラソンとなる高校3年の息子・博斗さん。親子そろってのエントリーは、今回が初めてです。

父・昌博さん：
「父親として子育てする上で、カッコいい父親って何だろう、そういうのを思った時に、フルマラソン完走できたら父親としてカッコいいんじゃないかなと思って」

かっこいい姿を見てほしいと、2010年の第48回大会で初マラソンに挑戦した、父・昌博さん。フィニッシュを目指して黙々と走るその姿を見た博斗さんは…

息子・博斗さん：
「頑張っている姿っていうのは、カッコいいなって思っていました」

父・昌博さん：
「最高ですね。そのために走ったようなものなので」

校内のマラソン大会ではトップタイムを記録する実力の持ち主の博斗さん。満を持して、初めてのマラソンに挑戦します。

息子・博斗さん：
「いつかは（父に）勝ちたいなあっていう…自分も昔から体力には自信があったので、いつかは出場して勝ちたいなあっていうのがありました」

父・昌博さん：
「確実に脚力は息子のほうがあるので30キロ以降の苦しささえ、もし息子が乗り越えた場合は、間違いなく初マラソンで僕より前でゴールしそうな勢いがあるので、まあ嬉しいのと、ちょっと悔しさも父親としてあるかなという感じです」

親子、そしてライバルとして夢のスタートラインに立つ2人。

父・昌博さん：
「年齢を重ねるたびに自己ベストも更新していきたいっていう気持ちがあるので、まずは最低でも（自己ベストの）3時間17分をクリアしたい」

息子・博斗さん：
「まずは完走するというのが一番なんですけど、目標としては、初マラソンで3時間半を切ってアスリート枠をとりたいなと思っています」

親子の記念すべき愛媛マラソンまで、あと11日です。

父・昌博さん
「勝ちます！負けるかな…（笑）」