今年最初のCH.ZOOは、かくし芸大会！キーパーや獣医師の人知れず磨かれてきたスゴ技が続々登場です。

青木アナ：
「新春！CH.ZOOかくし芸大会～！スペシャルゲストは、コーンスネークのスノーさんです。よろしくお願いします」
スノー：
「・・・」
青木アナ：
「あ、ペロペロしてる…真っ白ですね」
宮越さん：
「この子はアルビノと言って先天的にメラニン色素がない状態の個体なので、真っ白な色をしております」

穏やかな性格で、ペットとしても人気だというコーンスネーク。触ってみると…

青木アナ：
「失礼します！あ、すべすべですね。うろこのザラザラ感って全然ないですね」
宮越さん：
「そうでうすね。見た目結構ヌルヌルしてそうなイメージ持たれる方も多いんですけど、実際触ってみるとスベスベしている感じです」

ちなみにスノーのかくし芸は、隠れ上手なこと！スノーの魅力を知ったところで…CH.ZOOかくし芸大会スタート！

まずは育休から復帰して2年、山本祥菜キーパー。動物への愛情からなせるスゴ技とは！

山本さん：
「私のかくし芸は、テンジクネズミの名前当てです。 個体識別ですね」
青木アナ：
「とべ動物園って、テンジクネズミたくさんいますよね」
山本さん：
「現在40頭飼育しております」

40頭全ての見分けがつくという山本キーパー。目の前には、17頭のテンジクネズミたちが。

山本さん：
「あずき、もなか、かぼす、かえで、きなこ、こしあん、ゆず、ムース、ブラックダン、ワッフル、トルテ、すだちきよ、だい、えくぼ、せと、たまです」
青木アナ：
「えーすごい！なんの迷いもなく」

山本さん：
「毛の長さ、模様、色の出方が40頭全部違うので、それさえ覚えたら。後はもう特徴的なこの子だったら目が赤いとか。クリーム色の子が少なくてこの子もちょっとだけこの辺と目のところだけ（クリーム色が）出てるんですけど」

山本キーパーは触れ合ううちに、1か月ほどで自然と全員の名前を覚えたそうです。

つづいては、ゾウを担当して9年、濱田純基キーパー！日々の世話で磨かれた技を披露！

青木アナ：
「あなたのかくし芸は何でしょうか？」
濱田さん：
「ホースの早巻きです。ホースを使って掃除するっていうのは全キーパーやっていることですので皆速いと思うんですけれども、特にゾウは場所が広くてホースも長いので、他のキーパーよりかは巻いているかなと思います」

アフリカゾウの寝室へ向かうと…

青木アナ：
「太いですね」
濱田さん：
「動物園の中で一番太いんじゃないかなと思います」

さらに…

青木アナ：
「ながーー！」

長さは30m！

青木アナ：
「綱引きみたいなパワーがいる！」

私、青木が巻き取りにチャレンジしてみると…

青木アナ：
「う、初手から重いんだよな。まずは普通に巻いて、次が、こうか」

巻き方は八の字巻き。ただぐるぐる巻けばいいわけではなく、絡まりにくい方法で巻きます。ホースの重さと長さに苦戦しながら…

青木アナ：
「できました！疲れた息が上がる…タイムは、1分38秒75です！」

一方、濱田キーパーは。

青木アナ：
「スタート！足の使い方もうまい！」

さすが、9年間ほぼ毎日ホースを巻き続けている濱田キーパー！

青木アナ：
「速い！26秒90！1分以上早い！」
濱田さん：
「自分の手の動きやホースの癖にまず慣れたら早くなると思います」

日々の作業を極めた、いぶし銀の技でした。

つづいては！動物園のお医者さん、出野萌子獣医。動物の魅力を引き出す特技が…

青木アナ：
「えっ、めちゃくちゃ大きなレンズがあります。こんにちは、聞くまでもないかもしれないんですが、あなたの隠れた特技は？」
出野さん：
「カメラを使えることです」
青木アナ：
「そうですよね。これ1つのレンズですか？」
出野さん：
「ここまでがレンズでこれが本体のカメラです」
青木アナ：
「これを見ただけでもかなり本格的に取り組んでいらっしゃるのかなと思うのですが」
出野さん：
「家に7本レンズ、カメラが2台あります」

これまでのベストショットを見せていただくと…

青木アナ：
「すごい、めちゃくちゃきれいですね。口がちょっと開いてる」
出野さん：
「にっこりしている感じで表情が好きなのでよく写真撮ってます」

野鳥撮影がきっかけでカメラにハマって5年半、現在は、休日でも動物園に通って動物たちを撮影しているという出野獣医。写真の9割は趣味用だということですが、獣医の仕事でも、そのありあまる撮影技術が生かされています。

出野さん：
「カリフォルニアアシカを撮るんですけど、目を治療していまして、経過観察で」

泳ぎ続けるアシカですが…

出野さん：
「軌道が同じなので、構えていて、 来たときにシャッターを押すという感じですかね」

出野獣医：
「ぼつぼつしているの分かりますかね。ここが目が傷ついているところで、これが消えるように治療を続けています」

クオリティが高すぎる、経過写真…。今年も、カメラを駆使した出野獣医の活躍に期待です！

ラストは生み出した作品は数えきれない！？宮越聡キーパー。園内各所に力作現る！

実は冒頭で、コーンスネークのスノーを紹介してもらった宮越さんも、かくし芸を持つ1人。いや、もはや隠れてはいない…

宮越さん：
「こちらが、私が描かしてもらったイラストです」
青木アナ：
「ゲート裏のイラストって、宮越さんだったんですね」
宮越さん：
「とべ動物園は10のゾーンに分かれているので、そのゾーンを代表する動物たちを描かせてもらいました」

ペンギン舎の壁のイラストも、宮越さん作！園内各所をイラストで彩っているほか、キーパー経験を活かした漫画本を2冊出版しています。

せっかくなので、今年の干支、ヘビのスノーをスケッチしていただきました！

青木アナ：
「うろこが細かい！」

窓の外からヒツジが見つめる中…

青木アナ：
「完成ですか？うおーすごい。こちら側ににゅっと来てくれそうな感じの躍動感もありますね。今回のポイントはありますか？」
宮越さん：
「やっぱり目。目は『さぁ行くぞ』的な感じの目に してみたつもりです」

新年に縁起の良いイラスト、ありがとうございました！

CH.ZOOかくし芸大会はここまで！多彩な職員さんたちが、今年もとべ動物園を支え、盛り上げてくれそうです。