【松山の旬】シャインマスカットなど個性派揃い「伊台・五明こうげんぶどう」4種を食べ比べ
松山の旬、今回は甘くてジューシーなブドウです。
秋の味覚、ブドウ!松山市の北東部、標高およそ250mに位置する伊台地区です。
この地区で採れるブドウは「伊台・五明こうげんぶどう」と呼ばれ、2010年にまつやま農林水産物ブランドに認定されました。
伊台・五明こうげんぶどうはシャインマスカットに、ニューピオーネ、藤稔、ブラックビートの4種類。
中でも、シャインマスカットは伊台・五明こうげんぶどうの中で生産量が全体の半分を占める主力品種です。
Q.今年のシャインマスカットの出来はいかがでしょうか?
伊台ぶどう部会 西崎 真菜美さん:
「暑さが大変だったんですけど、この園地ではきちんと水管理とかをしていたので立派なブドウに仕上がっています」
猛暑による日焼けや害虫などからブドウを守るため、一つ一つ袋掛けをして育ててきました。
伊台地区では、なぜブドウ栽培が盛んなのでしょうか。
西崎さん:
「水はけのいい花崗岩土壌で昼夜の寒暖差がある地区なので、ブドウ作りが昔から盛んに行われています」
ブドウ栽培に適した環境の伊台地区。
西崎さん:
「もうすぐ100周年になると聞いています」
松友アナ:
「え~!歴史を感じますね」
それでは!伊台・五明こうげんぶどう4種類を食べ比べさせて頂きます。
まずは、とれたてのシャインマスカットから!
松友アナ:
「ん~!?甘いー!めちゃくちゃ甘い!ジューシーですね。皮もシャキシャキしていてしかも種がないのでものすごく食べやすいです」
伊台・五明こうげんぶどうは、すべて種がなく、種を気にせずに食べることができるのも特徴です。
続いては…
松友アナ:
「特にブラックビートとニューピオーネ、見分けが色はつきにくいなと思うのですが…」
西崎さん:
「実は2つ親子でして。ブラックビートが藤稔とニューピオーネの掛け合わせた品種になります」
まずは、親の「藤稔」。
松友アナ:
「大粒ですね、これは4種類の中でも」
西崎さん:
「そうですね、大きい方になりますね」
松友アナ:
「おいしい!果汁が溢れてきちゃいました。やっぱり大粒だからその分ギュッと詰まっていますね」
続いて、ニューピオーネ!
松友アナ:
「違う!」
西崎さん:
「全然違いますよね」
松友アナ:
「さっきの藤稔よりも実がちょっとプリッとしっかり噛み応えがあるような食感ですね」
そして、この両親から生まれたのが…ブラックビート!
松友アナ:
「皮ごといっちゃいました。さらに実がしっかりぎゅっと詰まって、皮もセットで食べたくなる位、味が濃い!シャインほど歯ごたえはないけれども、近い部分はありますよね。それぞれいろんな特徴があって面白いですね。全部美味しいです!」
伊台・五明こうげんぶどうの出荷は来月中旬までで、伊台ぶどう直売所や太陽市、松山市内のスーパーなどで販売されています。
西崎さん:
「暑さにも負けず美味しいぶどうができました。ぜひ食べてみてください!」