きょうは愛南や宇和島で最高気温が20℃を超え、春本番の暖かさとなった所もありました。愛媛県内の各地からも、続々と春の便りです。

松山市の椿神社で満開となっていたのは、神社の名前にちなんで名づけられた「ツバキカンザクラ」です。

例年、椿まつりが終わって1週間ほどで開花するという早咲きのサクラ。今年は寒波の影響でまつりから1か月ほど経ってようやく開花。去年と比べると、2週間ほど遅れているということです。

市内から来た男性：
「寒かったからもう1週間ぐらい先かなと思ってたんですけどね、いっぺん来てみようかなと思ったら満開やったんでね」

市内から来た女性：
「きれいね～きょうまた青空とね」

春の日差しとともに気温がぐんぐん上昇した県内。最高気温は御荘で20.5℃宇和島で20.1℃、松山で18.1℃となるなど4月上旬から中旬並みになった所もありました。この暖かさで気になるのは…

水口気象予報士：
「こちらが松山の桜の開花の基準になっている標本木です。全体をみてみるとまだまだつぼみの状態なんですが、よーく見ると少しつぼみがふっくらとして先端が黄緑色に変わってきているものもありますね」

中には、うっすらピンクのものも。

散歩中の男性：
「早いね～やっぱり時期的にね楽しみな。前通って咲いとったらニコッと笑って帰る。ありがとうね」

ウェザーニューズがきょう発表した松山のサクラ開花予想日は、前回と変わらず今月25日です。

こちらも春の景色が広がっています。今治市の大角海浜公園の河津桜です。海沿いに植えられたおよそ30本の河津桜が今、8分から9分咲きとなりほぼ満開！園内を春色に染めています。

今治市の波方支所によりますと、ことしは寒波の影響で例年に比べて咲き始めが2週間ほど遅かったということですが、先週末の暖かさで一気に開花が進んだということです。

この場所からは来島海峡を望むことができ、訪れた人たちは海を背景に桜の写真を撮るなどしてゆったりとした春のひと時を過ごしていました。

市内から：
「めちゃくちゃくキレイでした。去年は妹と来たんですけど。ひとり増えてなんか不思議な感じです。春が来たなと思います」

市内から：
「青いところに映えてキレイですね。ソメイヨシノとは違って色が濃くてふくよかな感じがして豊かなサクラだなと思います」

大角海浜公園の河津桜は今週末に満開となり、来週中頃まで見ごろが続きそうだということです。

ところ変わって、西予市宇和町では…土の中から、ひょっこり「つくし」が！よく見るとすぐそばでも2本、顔をのぞかせていました。南予の道の駅によると1週間から10日ほど遅れているという、つくし。

見物の男性：
「あ、あれか。珍しいなって感じです」
「ないですね、（今年は）まだ。春だなと思います」

見物に訪れた男性。きょうは春を飛び越え、夏の装いです。

男性：
「半袖なんで僕も。暑いんで、きょうから半袖にしようかと」
Q.改めてつくしを見てどうですか
「ワクワクする気分です」

本格的な春は、もうすぐそこです！