「多角的な観点から議論」子ども医療費助成制度 宮崎市で検討会
子供の医療費助成制度の在り方を検討する会合が10日夜、宮崎市で開かれました。
検討会は、保護者、小児科医、学識経験者など8人の委員で構成され、10日夜、1回目の会合が開かれました。
宮崎市では現在、未就学児は入院・通院・調剤が無料。小中学生は入院と調剤が無料で、通院は1医療機関あたり月に200円となっています。
子供の医療費の助成を巡っては、経済的な負担が減る一方、夜間の救急外来での必要のない受診や、抗生剤の過度な処方で健康への影響が生じる可能性などが指摘されています。
(宮崎市 清山知憲市長)
「自己負担をどうするのか、対象年齢をどうするかによって、子育て世帯へのサービスだけにとどまらず、受診行動に変化を及ぼしたり、子供たちの健康にも影響を与えますから、多角的な観点から議論していただきたいと思い、今回このような検討会を設置した」
10日の検討会は、冒頭を除き非公開で開催され、制度の現状や課題などについて情報を共有しました。
次回は3月25日の予定で、検討会では、来年度中に報告書をまとめ、市に提出することにしています。