「新しい家族を…」アメリカビーバー「あんこ」嫁入りで巣立ち 生まれ故郷の動物園を後に 山梨
現在、休園中の甲府市立動物園の人気者・アメリカビーバーが嫁入りすることになり25日、職員に見守られながら生まれ育った故郷を後にしました。
甲府市立動物園を巣立ったのはメスのアメリカビーバー「あんこ」です。あんこは2022年5月に四つ子として生まれ、のんびりした性格から動物園の人気者でした。
甲府市立動物園 秋山多江 園長
「(昨夜は)お母さんを枕にして寝ていたので、こうやって家族みんなで過ごせるのもきょうが最後なのでさびしい気持ちになった」
なぜ、あんこは引っ越しすることになったのでしょうか?
甲府市立動物園 秋山多江 園長
「新しい動物園で(繁殖する)ペアとして迎え入れられるので、今後また新しい家族を作ってくれることを期待している」
最後の体重測定をするため運ばれるあんこ…緊張をよそに大好物のサツマイモをムシャムシャ。生まれたときは500グラムほどだった体重も2年半で18キロ以上に成長しました。
職員に見送られ、いよいよお別れの時です…
職員
「バイバイ~」
あんこは今後、引っ越し先の茨城県内の動物園でお見合いをする予定です。
甲府市立動物園 秋山多江 園長
「元気な様子で出発してくれたのでほっとしている。お母さんになって子育てする様子が見られたらうれしい」