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山梨県甲州市 大正時代に作られた国の登録文化財「勝沼えん堤」で涼を楽しむ

2024年7月26日 19:05
山梨県甲州市 大正時代に作られた国の登録文化財「勝沼えん堤」で涼を楽しむ

 暑さを忘れさせてくれる景色をお届けする「涼を求めて」。甲州市から…大正時代に作られた国の登録文化財「勝沼えん堤」です。

 山梨県甲州市勝沼町にある「勝沼えん堤・祇園の滝」です。

 落差18mの水の流れは天然の滝に見えますが 、大きな岩盤を利用した人工の砂防えん堤です。市内で笛吹川に合流する日川はかつて たびたび氾濫し、明治40年・1907年の 水害では一帯に深刻な被害をもたらしました。

 「勝沼えん堤」はその10年後の大正6年に完成した砂防施設で、日本で初めて基礎の一部にコンクリートが使われるなど、当時の最新の技術が注ぎ込まれました。100年以上が経った今もその役割を果たし 1997年には国の登録有形文化財に指定されています…。

 先人の知恵が詰まった勝沼えん堤はまさに「山梨の歴史遺産」。陽に輝く水のカーテンが清涼感溢れる風景を作り上げています。

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