“経営統合”トップ会談 日産がホンダに“協議打ち切り”伝達 日産と台湾・ホンハイに提携模索の動きも…
経営統合の検討を進めてきたホンダと日産自動車の社長らが6日に会談し、日産側が協議そのものを打ち切る考えをホンダ側に伝えたことがわかりました。
ホンダと日産は去年12月、経営統合を検討する基本合意を結びましたが、ホンダ側が当初の基本合意にない、「日産をホンダの子会社にする案」を提示したことから、日産では取締役らから強く反対する声があがっていました。
関係者によりますと、こうしたことから日産は4日、ホンダに対し統合に向けた基本合意そのものを白紙撤回する意向を伝えていたということです。
そして6日午前、日産の内田社長がホンダを訪れ、三部社長に対し、この意向を正式に伝えたということです。
両社の経営統合協議を巡っては、去年12月の発表後、ホンダの株価は下落し、ホンダの経営陣や株主らからも日産との経営統合に反発する意見があがっていました。
日産と台湾のホンハイとの間には提携を模索する動きもあり、今後、業績悪化が続く日産が経営を立て直すためにどのような道を選ぶのかが焦点となります。