経営統合の検討を進めているホンダと日産自動車が、協議そのものの取りやめも含め検討していることがわかりました。

ホンダと日産は、経営統合に向けた検討の結論を1月末をメドに発表する予定でしたが、期限を今月中旬まで延長しています。こうした中、日産は5日に臨時の取締役会を開き、ホンダの子会社となる案などを議論しました。

日産内部からは子会社化に反発する声も出ていて、「統合検討の基本合意」を撤回する可能性も含め検討しているということです。日産は来週にも、最終判断する見通しです。

自動車業界を所管する経産省の幹部は、「今後様々な新しい技術に挑戦する場合、会社の規模を広げることは重要ではある」と話していて、両社が着地点を見いだせるかが焦点となっています。