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県薬剤師会「余剰分持たないで」 薬不足が深刻 解消めど立たず 山梨県

2023年12月8日 19:31
県薬剤師会「余剰分持たないで」 薬不足が深刻 解消めど立たず 山梨県

季節外れの感染症の流行などを受けた「薬不足」が深刻な状況です。山梨県内でも解消の見通しは立たず、年末年始に向けて県薬剤師会は余剰分を持たないように呼びかけています。

甲府市内の薬局ではインフルエンザや新型コロナの治療に使う咳止め薬や解熱鎮痛剤が入荷待ちの状態が続いているほか、抗生物質や抗ヒスタミン剤などこの時期に処方が多くなる薬も不足しているということです。

薬不足は季節外れの感染症拡大などが要因とみられ、全国で深刻な状況となっていて県薬剤師会副会長の五味哲也さんは「解消の見通しは立っていない」と話します。

県薬剤師会 五味哲也副会長
「代替薬を示して、患者さんに理解してもらって処方する。個々の薬剤師が努力するしかない」

年末年始にはさらに感染症が拡大し薬の供給が滞る可能性があるとされていて、県薬剤師会は手持ちの薬を使い切るなどして、余剰分を持たないよう呼びかけています。

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