民主党・小沢幹事長は２５日午後、定例の記者会見に臨み、あらためて幹事長職を続ける意向を示した。

　小沢幹事長は「世間の皆様にご迷惑をかけていることについては、国民の皆さん、同志の皆さんにおわびを申し上げたいと思っているが、現時点では与えられた職務に全力を尽くすという気持ちでいる」と述べた。

　また、かつて「『秘書がすべてやっていた』ということで自分自身が逃れることがあってはいけない」と発言していたことについて、「もし秘書が誤ったことをしたら、責任ももちろんあると思う」と述べたものの、具体的な責任の取り方には言及しなかった。

　家族名義で預金をした理由については「『自分が万が一の時にも』という意識があった」と説明。中堅ゼネコン「水谷建設」から５０００万円の資金提供があったとされることについては「そういう事実は全くないし、秘書たちもそのような金を受け取っていないと信じている」と主張した。