×

民主党内、小沢氏不起訴でも厳しいとの声

2010年2月3日 18:27
民主党内、小沢氏不起訴でも厳しいとの声

 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、党内では、検察当局が小沢氏を不起訴としても、党の厳しい状況が続くという懸念が出ている。

 党内では「不起訴ならば、小沢幹事長は続投する」との見方がもっぱらで、小沢氏に近い議員を中心に、これを歓迎する声もある。一方で、かえって問題が長期化するのではとの懸念も出ている。ある民主党幹部は「不起訴でも灰色なのは間違いないから、党として小沢さんを抱え続けるかどうかだ」と話している。別の幹部も「これでひと安心とは全く思っていない。しばらくは現状維持ということだ」としている。

 不起訴となっても、小沢氏の問題は党に亀裂の可能性をはらむ。世論の動向もにらみながら、難しい判断が迫られる。