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石川被告離党へ、自民は議員辞職要求

2010年2月10日 16:02
石川被告離党へ、自民は議員辞職要求

 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反の罪で起訴された民主党の衆議院議員・石川知裕被告が民主党を離党する方向で調整を進めていることが明らかになった。自民党は、石川被告が離党しても議員辞職を求めていくほか、小沢幹事長の監督責任についても追及する方針。

 関係者によると、石川被告はかねて「何らかのけじめをつけたい」としていた上、党内や世論の厳しい批判を受け、民主党から離党する方向になった。しかし、議員辞職はしない考え。石川被告は小沢幹事長や地元の支援者らと調整の上、近く自ら発表したい考え。

 一方、社民党は10日朝の常任幹事会で、「石川被告は、まず国会の政治倫理審査会で弁明すべき」との考えで一致した。その上で、野党から出されている議員辞職勧告決議案の賛否については「石川被告の弁明を聞いた上で判断する」とする方針を決めた。