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県議会意見書、受け止める必要がある~首相

2010年2月24日 23:14
県議会意見書、受け止める必要がある~首相

 沖縄県議会が沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地について国外・県外への移設を求める意見書を全会一致で可決したことを受け、鳩山首相は24日夜、「沖縄県民の皆さんの民意の一つの表れだと。それをやはり私どもは受け止める必要がある」と述べ、移設先選定の考慮に入れる考えを示した。

 さらに、鳩山首相は、去年の総選挙では沖縄のすべての小選挙区で県外移設を訴えた与党候補が議席を獲得したことを挙げ、「今回、同じ趣旨の民意が示されたことを理解すべきだ」と述べた。

 しかし、政府・与党内では現在、名護市のキャンプ・シュワブへの移設案など沖縄県内への移設が有力な選択肢として検討されており、今後の調整は難航が必至。