「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録で、日本政府関係者は２２日、前日の日韓外相会談を受けて、「韓国を含めた全会一致で登録されることになる」との見通しを明らかにした。

　「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録について、韓国政府はこれまで、朝鮮人労働者が強制労働させられた歴史に目を背けているとして７施設の登録に反対していた。そのため次の世界遺産委員会では登録が決まらない可能性も指摘されていたが、日本政府関係者は２２日、前日に行われた日韓外相会談を受けて「韓国も含めた全会一致で提案どおり登録されることになった」との見通しを明らかにした。

　世界遺産委員会は今月２８日からドイツで始まり「明治日本の産業革命遺産」は来月３日にも審議が行われ、登録される見込み。