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沖縄県議団、防衛相に県内移設反対の意見書

2010年3月11日 17:03
沖縄県議団、防衛相に県内移設反対の意見書

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題で、沖縄県議会の議員団が11日朝、北沢防衛相と面会し、県内移設に反対する意見書を手渡した。

 沖縄県議会は先月24日、アメリカ軍普天間基地の県内移設に反対し、国外・県外移設を求める意見書を全会一致で可決している。北沢防衛相は「移転先は官房長官の下で検討委員会を開いて、近々集約されるように聞いておりますけども、内定したものについては、沖縄の皆さんとしっかりお話し合いしながら進めていきたい」と話した。県議の一人は「県外・国外移設でしたら、私たちの理解を何も求める必要はないんですよ」と述べた。

 政府内で有力視されるキャンプ・シュワブ(沖縄・名護市)陸上案や、ホワイトビーチ(沖縄・うるま市)周辺水域の埋め立て案など、県内移設に向けた動きが強まる中、沖縄県議会には強い危機感が広がっており、来月中旬には超党派の県民大会を開催する方針。