×

公明党・山口代表「首相は自ら辞任すべき」

2010年5月24日 18:35
公明党・山口代表「首相は自ら辞任すべき」

 公明党・山口代表は24日の講演で、鳩山首相はアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題をめぐる迷走などの責任を取り、自ら辞任するべきだと述べた。

 山口代表は「沖縄県民の理解は到底得られず、連立与党での合意も不可能な状況。鳩山首相自身が言っていた決着とはほど遠い内容。偽装決着だとは国民にはすでに見抜かれている。首相を辞めるべきだと、自発的に辞めるべきだと申し上げたい」と述べた上で、鳩山首相がこのまま首相の職にとどまるのならば、夏の参議院議員選挙では「政権存続の是非そのものが争点になるだろう」との認識を示した。

 また、共産党・市田書記局長も会見で「県民の意思、国民の意思よりもアメリカの意思を尊重すると。彼らが選挙で掲げた公約も明白な違反であり、裏切り行為だ」「政府案は現行案よりも一層悪い。沖縄県民の思いがわかっていない。首相は沖縄ではなく、アメリカに行って堂々と県外移設を訴えるべきだ」などと鳩山首相を厳しく批判した。