国会会期の延長めぐり、調整続く
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16日までの国会会期をめぐる攻防が激しくなっている。高い支持率を追い風に、会期を延長せずに参議院議員選挙に臨みたい民主党に対し、連立を組む国民新党が反発し、ギリギリの調整が続いている。
仙谷官房長官は10日午前、国民新党代表・亀井郵政相と会談した。この中で仙谷官房長官は、民主党の参議院側には、会期を延長せずに参院選を予定通り来月11日に行うべきとの意見が強いことなどを伝えたが、結論は出なかった。
仙谷官房長官「亀井郵政相は、あくまでも今国会で成立させてもらいたいと(いう話でございました)。どういう折衝が行われるのか、これはリアルタイムというか、状況変化に即応して、菅首相の判断も仰がないといけないし、私の方でも判断しなければいけない」
亀井郵政相「菅首相とあなたを信頼しきっているから、法案成立については心配していないと、官房長官はそうでしょうねと」
また、これに先立ち、民主党・樽床国対委員長は国民新党・下地国対委員長と会談し、今国会での郵政改革法案の審議は見送り、参院選後の臨時国会で成立を図ることを提案した。これに対して下地氏は、この提案を拒否した上で「亀井さんは本気だ」と述べ、郵政改革法案が成立しなければ連立からの離脱も視野に入れざるを得ないとの考えを示したという。
このため、10日午前に予定されていた与野党の国対委員長会談も延期となり、引き続き会期の延長問題についてギリギリの調整が続いている。