政府は２６日、円高・デフレに対応する経済対策を盛り込んだ今年度補正予算案を閣議決定した。

　約４．８兆円の経済対策が盛り込まれた補正予算案には、保育サービスの基盤整備や若者の就職支援、中国からの輸入が滞っているレアアース関連に予算が計上された。政府はこの補正予算案を２９日に国会に提出する方針。

　こうした中、民主党と自民党の予算委員会の筆頭理事が２６日朝に協議し、民主党側は小沢元代表をめぐる「政治倫理審査会の開催に努力する」として補正予算案の審議入りに理解を求めた。これに対して自民党側は、あくまで証人喚問を実施すべきだと主張し、結論は出ていない。民主党はまた、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像が２７日か２８日に国会に提出される見通しを伝えた。