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麻生氏、今年度補正予算案の早期成立求める

2015年1月26日 16:06
麻生氏、今年度補正予算案の早期成立求める

 26日、第189通常国会が召集されたことを受け、麻生財務相は衆・参両院の本会議で財政演説を行い、今年度補正予算案の早期成立を求めた。

 麻生副総理・財務相「長引くデフレ不況からの脱却を確かなものとし、経済の好循環をさらに拡大していくためには、本補正予算の一刻も早い成立が必要です」

 今後の国会日程は、27日には衆議院、28日には参議院の本会議でこの財政演説に対する代表質問が行われる。また、29日からは衆議院の予算委員会で今年度補正予算案の審議がスタートする予定で、政府・与党は衆・参の委員会で2日ずつ審議した上で来月3日の成立を目指している。

 一方、野党側は「予算が適正に使われているかチェックしていかないといけない」などとして、衆議院だけで5日間の審議を求めている。

 総額3兆1180億円に上る今年度補正予算案は、去年、閣議決定された経済対策の裏付けとなるもので、地方経済の活性化や消費の喚起を目指すことが柱となっている。