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臨時国会閉幕 郵政法案など来年に持ち越し

2010年12月3日 17:28
臨時国会閉幕 郵政法案など来年に持ち越し

 臨時国会が3日午後、閉幕した。今年度補正予算は成立したものの、ねじれ国会で与野党が激しく対立する中、郵政改革法案などは来年に持ち越された。

 3日午後の衆議院本会議では、国会の同意が必要となる政府関係機関の人事が採決されたが、野党の自民党・公明党・みんなの党は欠席した。問責決議が可決された仙谷官房長官らが出席する本会議には応じられないとの理由。今国会では、結局、内閣が提出した法案の成立率は約38%にとどまった。

 民主党・岡田幹事長「参議院で審議をされず、そのままになったもの(法案)が多数出たわけで、この点は大変残念だし、申し訳ないと思うし、同時に国民の立場から見たときに、こういう(野党の)審議拒否は許されるものではないと」

 自民党・谷垣総裁「この今の政権を一日も早く退陣に追い込まなければならない」

 今国会ではまた、民主党・小沢元代表の招致も実現しなかった上、閣僚の失言、謝罪が相次いで審議が混乱する場面が目立った。内閣支持率の急落もあって野党側との協力のきっかけを見いだせないまま閉幕となり、来年の通常国会に重い課題が残った形。